第1展示室(1)

大判カメラ

large format cameras

大判カメラとは

 4インチ×5インチ以上の大きなサイズのシートフィルムを使うカメラは,一般に,大判カメラとよばれている。カメラの変遷の1つには小型化の追求があり,(いにしえ)のカメラは,すべて大判カメラであったと考えてもいいかもしれない。
 現在では,4インチ×5インチ判(シノゴ),8インチ×10インチ判(バイテン)などが,商業写真の分野でよく使われているようだ。

憧れはラージフォーマット

 大判の魅力は,とにかくその画面の大きさである。多少の伸ばしにびくともしないその画面,目の前の風景を大きな画面に写し撮る快感は,なににもかえがたいものがある。一度これを体験してしまうと,その後しばらくは,35mm判カメラで風景を撮影しようという気にはならないだろう。
 一方,カメラは決して使いやすいとはいえない。しかし,アオリなどの複雑な撮影を実現することができるという魅力がある。

トヨビュー45C

Sakai / Toyo-view 45C


タチハラ フィルスタンド45

Tachihara / Fielstand45


組立暗箱 (OKUHARA CAMERA製)

Okuhara camera


組立暗箱 (無銘)

unknown camera



<参考>フィルムホルダ,撮り枠

 大判カメラでは,シートフィルムが使われる。シートフィルムは,フィルムホルダに詰めて使う。乾板用の撮り枠で使うときは,シースというアダプタにフィルムを入れて利用する。

フィルムホルダ,撮り枠

film holder