モノレールタイプの4×5判ビューカメラである。 モノレールカメラの入門機という位置づけで,低価格化のために機構が簡素化されているとのことだが,アオリの量や操作性などは必要にして十分のものがある。なお,このカメラを入手したときに取りつけられていたバックアダプタやオプチカルベンチ(レール)は,「トヨビュー45C」として本来セットされているものとは異なるものになっていた。このように,上位機種Gシリーズとパーツの互換性があり,レンズボードやバックアダプタを取りつけるスタンダード部分の機構が簡素化されていることが,「トヨビュー45C」としてのアイデンティティということになる。 大判ビューカメラは,各パーツの互換性が高いことも特徴の1つであるといえる。レンズボードには,リンホフ規格(92mm×94mm)のものが使えるアダプタをセットしている。使うレンズを,リンホフ規格のボードにつけておけば,異なるメーカーのカメラにも,同じレンズを使うことができるようになる。 このカメラは,入門機として考えられているとはいえ,標準的な本体一式の重量は4kgを越える。また,そもそもお手軽に運搬することは,まったく考慮されていないものと思われる。そういうカメラなので,フィールドでの撮影を考える際には機材の運搬にそれなりの覚悟が必要であるが,木製組立暗箱にくらべて,全体の操作がスムースで余裕がある点はうれしい。 モノレールタイプのカメラは,組立暗箱にくらべて,豊富なシステムが用意されている。たとえば,袋蛇腹を使えば短焦点レンズを使用しても十分にアオリが可能になる。また,ロールフィルムホルダを使うためのアダプタがあれば,6×9判などでの撮影も可能になる。
モノレールタイプの4×5判ビューカメラである。
モノレールカメラの入門機という位置づけで,低価格化のために機構が簡素化されているとのことだが,アオリの量や操作性などは必要にして十分のものがある。なお,このカメラを入手したときに取りつけられていたバックアダプタやオプチカルベンチ(レール)は,「トヨビュー45C」として本来セットされているものとは異なるものになっていた。このように,上位機種Gシリーズとパーツの互換性があり,レンズボードやバックアダプタを取りつけるスタンダード部分の機構が簡素化されていることが,「トヨビュー45C」としてのアイデンティティということになる。
大判ビューカメラは,各パーツの互換性が高いことも特徴の1つであるといえる。レンズボードには,リンホフ規格(92mm×94mm)のものが使えるアダプタをセットしている。使うレンズを,リンホフ規格のボードにつけておけば,異なるメーカーのカメラにも,同じレンズを使うことができるようになる。
このカメラは,入門機として考えられているとはいえ,標準的な本体一式の重量は4kgを越える。また,そもそもお手軽に運搬することは,まったく考慮されていないものと思われる。そういうカメラなので,フィールドでの撮影を考える際には機材の運搬にそれなりの覚悟が必要であるが,木製組立暗箱にくらべて,全体の操作がスムースで余裕がある点はうれしい。
モノレールタイプのカメラは,組立暗箱にくらべて,豊富なシステムが用意されている。たとえば,袋蛇腹を使えば短焦点レンズを使用しても十分にアオリが可能になる。また,ロールフィルムホルダを使うためのアダプタがあれば,6×9判などでの撮影も可能になる。
袋 蛇 腹 90mm
バック :ライズ/フォール,シフト,センターティルト,スイング