ニコン

AF-S DXマイクロニッコール 40mm F2.8G

Nikon / AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G

 いわゆる「APS-C」サイズの撮像素子をもったディジタル一眼レフカメラ用の交換レンズである。ライカ判カメラで60mmレンズを使ったときに相当する範囲を写すことができ,最短で0.163mまでの接写が可能である。いわゆる「標準マクロ」レンズである。AF-Sレンズの特徴である,オートフォーカスでピントをあわせながらマニュアルフォーカスで微調整するような使い方は,接写のときに大きな意味をもつ。
 APS-Cサイズの撮像素子をもったデジタル一眼レフカメラ用のレンズとなっており,ライカ判サイズの撮像素子をもったデジタル一眼レフカメラやライカ判サイズのフィルム一眼レフカメラで使用すると,四隅が大きくケラレる。しかし,おおむね0.3mより接近した場合には,ライカ判サイズのカメラで使っても,ケラレが気にならない。また,ライカ判サイズよりは小さいが,いわゆるAPS-Cサイズより大きな撮像素子をもつKodak DCS 460で使用するときも,ケラレは気にならない。イメージサークルの大きさには,それなりに余裕があるようだ。

AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G, No.
焦点距離40mm 口径比2.8
レンズ構成7群9枚
最短撮影距離0.163m 等倍までの撮影に対応
マウントニコンF CPU連動専用
発売2011年8月

Nikon D5000, AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G

ボケの部分の崩れかたが,すなおで嫌みがない。

Kodak DCS 460, AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G

いわゆるAPS-Cサイズよりも大きな撮像素子をもつカメラでも,ケラレはわからない。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G

ライカ判サイズの撮像素子をもつカメラでも,最短撮影距離付近であれば,ケラレはわからない。

FUJIX DS-505A, AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G

FUJIX DS-505Aの縮小光学系との相性も悪くない。