東芝

アレグレット PDR-M4

TOSHIBA / Allegretto PDR-M4

 コンパクトデジタルカメラで200万画素クラスの撮像素子を搭載するようになった,さいしょのころの1台である。また,USB端子が搭載されたデジタルカメラとしても,さいしょのころの1台である。パーソナルコンピュータとデジタルカメラの双方にUSB端子が搭載されることによって,撮影したデータの転送がとても手軽におこなえるようになる。搭載されたレンズはズームレンズではなく単焦点レンズであるが,オートフォーカスによるピント調整はおこなわれるようになっている。1秒4コマの連写にも対応するなど,基本的な機能がしっかりするようになってきた。
 L判サイズのプリントが余裕でできる200万画素と,USB端子によってデータ転送が容易になったことから,この時期以後のコンパクトデジタルカメラは,これより前の製品にくらべて実用性が格段に向上したとみなすことができると考えている。しかしながら,その外見も含め,あまり派手さを感じない地味なカメラであると思う。
 電源は,専用のリチウムイオンバッテリーパックを使う。PDR-BT1という形式名になっているが,これはフジのNP-80と同型である。

TOSHIBA Allegretto PDR-M4, No. 77916340
撮像素子タイプ1/2型 CCD 撮像素子画素数214万画素
記録画素数1600ピクセル×1200ピクセル
撮影レンズ7.4mm F3.2
シャッター速度1/4〜1/1000秒 ピント調節オートフォーカス
記録メディア3.3Vスマートメディア(32MBまで)
電源リチウムイオンバッテリーパック(PDR-BT1,NP-80)
発売1999年5月