ソニー

サイバーショットDSC-P8

SONY / CyberShot DSC-P8

 ソニーのサイバーショットPシリーズには,多くの機種がある。しかし,Pのつぎにつく数字は,単純に発売の順番や,上位・下位モデルを示しているとはかぎらないようで,とてもややこしい。
 サイバーショットPシリーズとしてさいしょのモデルは,2000年に発売されたDSC-P1(3倍ズームレンズ,320万画素)である。このあと,下位モデルとしてDSC-P20(光学ズームなし,100万画素),DSC-P30(3倍ズーム,120万画素),DSC-P50(3倍ズーム,200万画素)がラインアップされている。
 つぎに,SONY CyberShot DCS-P5(3倍ズーム,320万画素)が2001年に発売された。スペック的に,DSC-P1の後継モデルと考えらえる。このあと,下位モデルとして,DSC-P3(光学ズームなし,280万画素),DSC-P31(光学ズームなし,200万画素),DSC-P71(3倍ズーム,320万画素)がラインアップされている。このあたりで,Pのつぎの数字が1桁のモデルは専用リチウムイオン電池を使用するもので,2桁のモデルは乾電池を使用するものであることが明確になる。
 そのつぎに,上位モデルと考えらえるDCS-P9(3倍ズーム,400万画素),下位モデルと考えられるDSC-P2(3倍ズーム,200万画素)がラインアップされる。
 2002年に発売されたDSC-P7(3倍ズーム,320万画素)は,スペック的にDSC-P5の後継モデルと考えらえる。このあと,乾電池使用の下位モデルとしてDSC-P72(3倍ズーム,320万画素)がラインアップされる。
 2003年に発売されたDSC-P8(3倍ズーム,320万画素)は,スペック的にDSC-P7の後継モデルと考えられる。このように,DSC-P1,DSC-P5,DSC-P7,DSC-P8という基本的なスペックやデザインに大差がないように見える機種が発売されてきた。発売された順番は,1,5,7,8という順番と同じであるが,その間にDSC-P2やDSC-P3が下位モデルとしてはさまれているので,前後関係や上下関係がわかりにくくなっているのである。
 このあと,DSC-P10(3倍ズーム,510万画素)という,シリーズ最上位と見なせるモデルが登場することになり,DSC-P8と同時期に乾電池使用の下位モデルとして発売されたDSC-P32(3倍ズーム,320万画素)をもって,「3倍ズーム,320万画素」というシリーズはラインアップされなくなる。

SONY CyberShot DSC-P8, Body No.26375
撮像素子タイプ1/2.7型 正方画素CCD 原色フィルタ 撮像素子画素数334万画素
記録画素数最大 2048ピクセル×1536ピクセル
撮影レンズ6〜18mm F2.8〜5.2 (ライカ判で39〜117mm相当)
ピント調節AF (0.5m〜),マクロモード(0.1m〜)
記録メディアメモリースティック
電源リチウムイオンバッテリー(NP-FC10)
発売2003年3月