フジ

エピオン200Z

FUJI / EPION 200Z

 APSが登場した1996年4月に,富士フイルムラインは5機種のAPSカメラをラインアップさせた。そのラインアップは下位より,簡便なしくみのEPION 10,単焦点レンズのEPION 100,2倍ズームレンズのEPION 250Z,3倍ズームレンズのEPION 300Z,ズームレンズ固定式一眼レフカメラのEPION 4000となる。これは,日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.111 (1996年)でも確認できる。
 この5機種に続いて,1996年7月にラインアップされたのが,EPION 200Zである。2倍ズームレンズを搭載しているが,EPION 250Zの25-55mm F5-8.8とは異なり,EPION 200Zでは30-60mm F4.5-8.5というものになっている。EPION 250Zではレンズの銘がSUPUR EBC FUJINON ZOOMであるのに対し,EPION 200ZではFUJINON ZOOMという銘になっている。EPION 250Zの希望小売価格が40000円であるのに対し,EPION 200Zは36000円であるが,価格差以上に見劣りするように思えるスペックとなっている。

日本カメラショー「カメラ総合カタログ」では,vol.113 (1997年)に記載がある。

FUJI EPION 200Z, No.711130890
撮影レンズFUJINON LENS 30mm-60mm F4.5-F8.5
露出調整プログラムAE (広角時EV10.75〜15,望遠時EV12.6〜15)
ピント調節アクティブAF 0.6m〜∞
使用フィルムIX240カートリッジ
発売1996年7月