京セラ

ヤシカ ズームメイト 140

YASHICA / Zoomate 140

 ヤシカおよびヤシカが発売したCONTAXのブランドは,1983年に京セラに引き継がれた。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」を見ると,vol.79(1984年)にはまだ京セラブランドのカメラは掲載されていないが,vol.82(1985年)ではビデオカメラシステムに京セラブランドの製品が掲載されている。そして,vol.88(1987年)に掲載されたKYOCERA 230-AFKYOCERA TDが,京セラブランドとして初のフィルムカメラになるようである。そして,vol.94(1989年)ではヤシカの銘をもつカメラの掲載がなくなっている。その後,輸出用の製品などではYASHICAの銘が使われているカメラもあったようであるが,日本カメラショー「カメラ総合カタログ」でふたたびヤシカの銘をもつカメラが見られるようになるのは,vol.108(1994年)のYASHICA FX-3 super 2000のこととなる。そして,vol.115(1999年)では,コンパクトカメラにもヤシカの名前がもどってきた。その1つが38-140mmのズームレンズをもつYASHICA Zoomate 140で,38-80mmのズームレンズをもつYASHICA Zoomate 80とともに掲載されていた。ズームメイトのシリーズとしてはこののちいろいろと発売され,vol.116(2000年)には140GRF,115GRF,120SE,vol.117(2001年)には165SE,105SE,70Z,vol.118(2002年)には110Wといったモデルが追加され,vol.119(2003年)まで掲載されていた。

YASHICA Zoomate 140, No.101779
撮影レンズKYOCERA ZOOM LENS 38mm-140mm F6.2-F11.4 (9群10枚)
シャッター速度2秒〜1/300秒
ピント調節5点測距AF
発売1998年11月