38mmからの3倍ズームレンズを搭載したカメラで,この当時のラインアップとしては中の下くらいのモデルとなる。同時代には,ESPIO 160のような「超望遠ズームレンズ」搭載のカメラが上位モデルになっており,最長焦点距離が115mmのESPIO 115Gはかなり下位寄りのものになる。しかしながら実際に使うにあたっては,160mmというのはコンパクトカメラとしてはオーバースペックであり,その実力を発揮させるのは容易ではなく,そうするとお手軽に使えるというコンパクトカメラの意義をスポイルすることになってしまう。また,ESPIO 115Gではパッシブ式の5点AFを採用している点も含めて考えると,実用性をけっして軽視はしていない。むしろ,きちんと写ることを意識した仕様だといえるだろう。だから下位寄りの機種ではあるが,中級モデルであるとみなしたいところだ。 曲面を利用したデザインのカメラが多いなかで,このESPIO 115Gは平面的なデザインをしているのがかえって新鮮に感じる。とくべつにコンパクトになっているわけでもないが,四角いボディはカバン等への収まりがよく,携帯性に優れているといえる。
38mmからの3倍ズームレンズを搭載したカメラで,この当時のラインアップとしては中の下くらいのモデルとなる。同時代には,ESPIO 160のような「超望遠ズームレンズ」搭載のカメラが上位モデルになっており,最長焦点距離が115mmのESPIO 115Gはかなり下位寄りのものになる。しかしながら実際に使うにあたっては,160mmというのはコンパクトカメラとしてはオーバースペックであり,その実力を発揮させるのは容易ではなく,そうするとお手軽に使えるというコンパクトカメラの意義をスポイルすることになってしまう。また,ESPIO 115Gではパッシブ式の5点AFを採用している点も含めて考えると,実用性をけっして軽視はしていない。むしろ,きちんと写ることを意識した仕様だといえるだろう。だから下位寄りの機種ではあるが,中級モデルであるとみなしたいところだ。
曲面を利用したデザインのカメラが多いなかで,このESPIO 115Gは平面的なデザインをしているのがかえって新鮮に感じる。とくべつにコンパクトになっているわけでもないが,四角いボディはカバン等への収まりがよく,携帯性に優れているといえる。