ペンタックス

エスピオ105Mi

PENTAX / ESPIO 105Mi

 PENTAXのエスピオシリーズの多くの機種には,すっきりした外観と多機能という魅力が共通している。しかし,初期のうちはそれらの特徴がわかりやすかったものの,しだいにラインアップが充実し,似たような番号の機種が増えてくると,どれがあたらしいのか古いのか,どれが上位モデルか下位モデルかなどがわからなくなる。

 エスピオシリーズは,1992年6月のPENTAX ESPIOにはじまる。その後,搭載したズームレンズの焦点距離をイメージしやすくなる番号のついた機種が増えた。その後,1996年5月に発売されたPENTAX ESPIO 115Mのように,末尾に「M」のついた機種がいろいろと発売される。末尾の記号にはこのあと「G」「SL」「SW」「V」などさまざまなものが使われるようになり,よりいっそう位置づけがわからなくなってくる。

●日本カメラショー「カメラ総合カタログ」におけるPENTAX ESPIOシリーズの掲載状況●


 PENTAX ESPIO 105Miは,前年に発売されたPENTAX ESPIO 120Mi(1999年10月発売)と同じサイズのコンパクトさを特徴にしたカメラとなっている。5点測距のパッシブ式AFで,バルブ撮影やワイヤレスリモコンにも対応している。コンパクトさとひきかえたかのように,レンズの開放F値は前シリーズにくらべてさらに暗いものになっている。

PENTAX ESPIO 105Mi, Body No.4312483
撮影レンズPENTAX ZOOM LENS 38mm-105mm F4.8-11.5
露出調節プログラムAE,バルブ機構あり
ピント調節パッシブ式5点AF 0.65m〜∞
電源CR2リチウム電池 1本
発売2000年3月