ステンレス製のボディに37.5mm〜130mmの3.5倍ズームレンズを内蔵した,フルオートコンパクトカメラである。広角側の焦点距離が「37.5mm」という妙に細かい数値になっているのは,「3.5倍ズーム」ということばをセールスポイントにするためのものではないかと思われる。(「38mm」という表記では,「3.4倍」と言わなければならなそうだ。) ピント調整に関しては,4点マルチAF機能をもっており,中抜け現象が起こりにくいと期待される。また,最短撮影距離はおよそ0.6m(パノラマモードで130mm時には1.2m)で,近距離の被写体にも安心して使用できる。露出に関しては,フラッシュ発光禁止のほかに遠景モードや逆光補正なども用意されている。コンパクトカメラとしては,ほぼフルスペックのカメラである。 このクラスのコンパクトカメラの宿命として,レンズの開放F値は大きく,37.5mm時にF5.4,130mm時にF10.5,いわゆる「暗黒ズームレンズ」だ。 ステンレス製のボディはおしゃれ感が漂うものになっているが,傷がつきやすいので要注意。
もっとも広角側での撮影。37.5mmという焦点距離は,妙なクセのない無難な構図をとれる焦点距離かと思われる。実際,1980年ころのコンパクトカメラの多くに,38mmレンズが搭載されていたものだ。 Capios130sのレンズでは,周囲まで描写に大きな問題はないように見える。ただ,もっと広角側がないと,物足りなく感じる人もあるかもしれない。
もっとも望遠側での撮影。このときF10.5になるいわゆる「暗黒ズームレンズ」だが,本格的な望遠効果の期待できる130mmというのは使い道が広い。とはいえ晴天時であっても,ISO100のフィルムを使用する場合は,ブレに十分な注意が必要だろう。
ステンレス製のボディに37.5mm〜130mmの3.5倍ズームレンズを内蔵した,フルオートコンパクトカメラである。広角側の焦点距離が「37.5mm」という妙に細かい数値になっているのは,「3.5倍ズーム」ということばをセールスポイントにするためのものではないかと思われる。(「38mm」という表記では,「3.4倍」と言わなければならなそうだ。)
ピント調整に関しては,4点マルチAF機能をもっており,中抜け現象が起こりにくいと期待される。また,最短撮影距離はおよそ0.6m(パノラマモードで130mm時には1.2m)で,近距離の被写体にも安心して使用できる。露出に関しては,フラッシュ発光禁止のほかに遠景モードや逆光補正なども用意されている。コンパクトカメラとしては,ほぼフルスペックのカメラである。
このクラスのコンパクトカメラの宿命として,レンズの開放F値は大きく,37.5mm時にF5.4,130mm時にF10.5,いわゆる「暗黒ズームレンズ」だ。
ステンレス製のボディはおしゃれ感が漂うものになっているが,傷がつきやすいので要注意。
37.5mm:0.6m〜∞
130mm:0.65m〜∞,(パノラマモード) 1.2m〜∞
MINOLTA Capios 130s, MINOLTA LENS 37.5mm-130mm F5.4-F10.5, DNP CENTURIA100
もっとも広角側での撮影。37.5mmという焦点距離は,妙なクセのない無難な構図をとれる焦点距離かと思われる。実際,1980年ころのコンパクトカメラの多くに,38mmレンズが搭載されていたものだ。
Capios130sのレンズでは,周囲まで描写に大きな問題はないように見える。ただ,もっと広角側がないと,物足りなく感じる人もあるかもしれない。
MINOLTA Capios 130s, MINOLTA LENS 37.5mm-130mm F5.4-F10.5, DNP CENTURIA100
もっとも望遠側での撮影。このときF10.5になるいわゆる「暗黒ズームレンズ」だが,本格的な望遠効果の期待できる130mmというのは使い道が広い。とはいえ晴天時であっても,ISO100のフィルムを使用する場合は,ブレに十分な注意が必要だろう。