マミヤ

Mamiya / M

 AF機能,AE機能をもち,さらにフラッシュを内蔵し,巻き上げも自動化されたフルオートコンパクトカメラである。専用レンズキャップをかぶせると,レンズ向かって左側のレバーがおしこまれ,シャッターレリーズボタンがロックされるという機構をもつ。全体に大柄なカメラであるが,グリップ部に撮りつけられた厚いゴムのために,非常に扱いやすくなっている。
 「マミヤ」が「オリムピック」と合併して「マミヤOP」になった後のカメラ部門は,中判カメラ専業になってしまったので忘れられがちだが,「マミヤ」はかつては種種の35mm判カメラ(あるいは,そのほかのフォーマットのカメラ)も発売していたのである。マミヤから最後に発売された35mmカメラは,この「マミヤM」にクォーツデート機能を付加した,1983年11月発売の「マミヤMタイムメモリー」となる。


Mamiya M, Body No.X125340
撮影レンズMamiya-sekor 38mm F2.8 3群4枚
シャッター速度1/8〜1/500
露出調節プログラムAE
ピント調節FCM方式AF 1m〜
フォーカスロック,ビームセンサつき
内蔵フラッシュGN12 (ISO100)電源単3乾電池 2本
発売1983年

Mamiya M (Mamiya-sekor 38mm F2.8), GOLD200

 手ごろなメリハリのある,好感度の高い描写である。