初期のズームレンズ搭載コンパクトカメラであるコニカ「Z-up 80」は,多機能さを誇るカメラであった。この「Z-up 150VP」も「Z-up」の名前を引き継いでいるわけだが,「Z-up 80」のような多機能カメラというわけではない。むしろ,シンプルで,とにかく望遠レンズの焦点距離はがんばりました,という印象を受けるカメラである。コンパクトカメラにおける望遠レンズの焦点距離はぐんぐん伸びて,1996年のペンタックス「ESPIO 160」ではついに160mmにも達した。しかし,コンパクトで低価格なレンズにするために,望遠160mm時にはF12という暗いものになっていた。コニカ「Z-up 150VP」はさらに暗いレンズになっており,最長焦点距離である150mm時にはF13.8,最短焦点距離である38mm時でもF5という暗いものである。ISO400どころか,ISO800くらいのフィルムの使用が推奨されるような,「暗黒ズーム」とも揶揄されるレンズなのである。 そうはいっても,ポートレート夜景モード,フラッシュ発光禁止,+1.5EVの露出補正(逆光補正),無限遠モードなど,撮影に必要十分な機能はちゃんと用意してある。
初期のズームレンズ搭載コンパクトカメラであるコニカ「Z-up 80」は,多機能さを誇るカメラであった。この「Z-up 150VP」も「Z-up」の名前を引き継いでいるわけだが,「Z-up 80」のような多機能カメラというわけではない。むしろ,シンプルで,とにかく望遠レンズの焦点距離はがんばりました,という印象を受けるカメラである。コンパクトカメラにおける望遠レンズの焦点距離はぐんぐん伸びて,1996年のペンタックス「ESPIO 160」ではついに160mmにも達した。しかし,コンパクトで低価格なレンズにするために,望遠160mm時にはF12という暗いものになっていた。コニカ「Z-up 150VP」はさらに暗いレンズになっており,最長焦点距離である150mm時にはF13.8,最短焦点距離である38mm時でもF5という暗いものである。ISO400どころか,ISO800くらいのフィルムの使用が推奨されるような,「暗黒ズーム」とも揶揄されるレンズなのである。
そうはいっても,ポートレート夜景モード,フラッシュ発光禁止,+1.5EVの露出補正(逆光補正),無限遠モードなど,撮影に必要十分な機能はちゃんと用意してある。
ポートレート夜景撮影モードあり,+1.5EV露出補正あり