焦点距離200mmの望遠レンズとしては明るい,開放F値がF2.8のレンズである。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.64(1979年3月)に「サンバリオナー200」として掲載がある(vol.63は未入手のため未確認,vol.62(1978年版)には掲載なし)。このあと,vol.70(1981年2月)では「バリオナー」の名称がなくなり,「サン単焦点シリーズ」の「200mm F2.8」として掲載されている。バリオナー時代のものとカタログ値(全長,最大径,レンズ構成(5群5枚),最短撮影距離,重量,価格など)をくらべても違いはなく,製品写真をくらべるとピントリングに巻かれたゴムの模様が異なっていることがわかる程度である。ここに紹介するレンズは,ゴムの模様から,「バリオナー」ではなく「単焦点シリーズ」のものに同定できる。ここではこれを「後期型」ということにしておく。 1980年代後半以後,F2.8の明るい望遠ズームレンズが一般的になってきたが,このレンズが発売された当時,1970年代末から1980年代前半はまだ,200mmでF2.8の望遠レンズは例が少なかった。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.70(1981年2月)では,このSUN 200mm F2.8のほかには,SMC PENTAX-M 200mm F2.5(75000円),FD 200mm F2.8 S.S.C(90000円)があった。ペンタックスが75000円,キヤノンが90000円だったので,サンの38800円は驚異的に安価な設定だった。なお,有名なAi NIKKOR 180mm F2.8は91000円,ヤシカのSonnar T* 180mm F2.8は135000円である。 安いレンズだからといって写りもそれなりというわけではなく,厳密に比較するのでなければじゅうぶんに実用的な写りを見せてくれるレンズである。
ファインダーを覗いたときには,「このレンズはきれいに写りそうだ」という印象を抱かないが,実際に撮ってみると大きな問題点を感じない。開放から問題なく写る。
焦点距離200mmの望遠レンズとしては明るい,開放F値がF2.8のレンズである。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.64(1979年3月)に「サンバリオナー200」として掲載がある(vol.63は未入手のため未確認,vol.62(1978年版)には掲載なし)。このあと,vol.70(1981年2月)では「バリオナー」の名称がなくなり,「サン単焦点シリーズ」の「200mm F2.8」として掲載されている。バリオナー時代のものとカタログ値(全長,最大径,レンズ構成(5群5枚),最短撮影距離,重量,価格など)をくらべても違いはなく,製品写真をくらべるとピントリングに巻かれたゴムの模様が異なっていることがわかる程度である。ここに紹介するレンズは,ゴムの模様から,「バリオナー」ではなく「単焦点シリーズ」のものに同定できる。ここではこれを「後期型」ということにしておく。
1980年代後半以後,F2.8の明るい望遠ズームレンズが一般的になってきたが,このレンズが発売された当時,1970年代末から1980年代前半はまだ,200mmでF2.8の望遠レンズは例が少なかった。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.70(1981年2月)では,このSUN 200mm F2.8のほかには,SMC PENTAX-M 200mm F2.5(75000円),FD 200mm F2.8 S.S.C(90000円)があった。ペンタックスが75000円,キヤノンが90000円だったので,サンの38800円は驚異的に安価な設定だった。なお,有名なAi NIKKOR 180mm F2.8は91000円,ヤシカのSonnar T* 180mm F2.8は135000円である。
安いレンズだからといって写りもそれなりというわけではなく,厳密に比較するのでなければじゅうぶんに実用的な写りを見せてくれるレンズである。
Kodak DCS Pro 14n, SUN 200mm F2.8
ファインダーを覗いたときには,「このレンズはきれいに写りそうだ」という印象を抱かないが,実際に撮ってみると大きな問題点を感じない。開放から問題なく写る。