口径比をおさえることで，低価格と軽量化とを意図したと思われる，望遠ズームレンズである。このズームレンズは，日本カメラショー「カメラ総合カタログ」では，たとえばvol.77 (1983年)に掲載が見られ，価格は31000円，重さは530gとなっている。同じカタログに掲載されている，同じ焦点距離のニコンの純正レンズ(Nikon Lens Series E Zoom 70-210mm F4)は，口径比がF4でやや明るいとはいえ，価格は68000円，重さは730gである。シグマのレンズが，いかに低価格で軽量化がはかられているかが理解できるだろう。
口径比をおさえることで，低価格と軽量化とを意図したと思われる，望遠ズームレンズである。このズームレンズは，日本カメラショー「カメラ総合カタログ」では，たとえばvol.77 (1983年)に掲載が見られ，価格は31000円，重さは530gとなっている。同じカタログに掲載されている，同じ焦点距離のニコンの純正レンズ(Nikon Lens Series E Zoom 70-210mm F4)は，口径比がF4でやや明るいとはいえ，価格は68000円，重さは730gである。シグマのレンズが，いかに低価格で軽量化がはかられているかが理解できるだろう。
Nikon FE, SIGMA 70-210mm F4.5, DNP CENTURIA100
軽量なので，スナップ撮影目的に持ち歩くには手ごろなレンズといえる。ただ，F4.5という暗さでは，ファインダースクリーンのマイクロプリズムが陰ってしまい，使い勝手としてはあまりよろしくない。解像度は，価格の割には悪くないように感じられる。