レンズの銘に「AR」が含まれておらず，金属を主体としたピントリングなどの外見からは，初期のコニカFシリーズ用レンズに思われるかもしれないが，絞りリングに「EE」ポジションがあることからわかるように，ARシリーズ用のレンズである。
コニカARシリーズ一眼レフカメラ用に発売されたレンズは，Konica New FTAの発売時期に，大きなモデルチェンジがあったように見える。Konica New FTAの発売時期以後のレンズは，「HEXANON AR」という銘がつけられている。それに対して，Konica New FTAよりも前に発売されたレンズには，ARシリーズ用であっても銘に「AR」が含まれていない。絞りリングには「EE」ポジションがあり，シャッター速度優先AEに対応している。
このレンズは，銘に「AR」がつかない時代の，望遠レンズである。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.25 (1966年)に，Konica AUTOREXとともに掲載されているので，ARシリーズ初期から用意されていた望遠レンズの1つになるのであろう。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.38 (1970年)には掲載されているが，vol.41 (1971年)には掲載されていない。この巻では，Konica New FTAとともにHEXANON AR 135mm F3.2が掲載されており，Konica New FTAの発売にあわせてモデルチェンジされたことがうかがえる。
レンズの銘に「AR」が含まれておらず，金属を主体としたピントリングなどの外見からは，初期のコニカFシリーズ用レンズに思われるかもしれないが，絞りリングに「EE」ポジションがあることからわかるように，ARシリーズ用のレンズである。
コニカARシリーズ一眼レフカメラ用に発売されたレンズは，Konica New FTAの発売時期に，大きなモデルチェンジがあったように見える。Konica New FTAの発売時期以後のレンズは，「HEXANON AR」という銘がつけられている。それに対して，Konica New FTAよりも前に発売されたレンズには，ARシリーズ用であっても銘に「AR」が含まれていない。絞りリングには「EE」ポジションがあり，シャッター速度優先AEに対応している。
このレンズは，銘に「AR」がつかない時代の，望遠レンズである。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.25 (1966年)に，Konica AUTOREXとともに掲載されているので，ARシリーズ初期から用意されていた望遠レンズの1つになるのであろう。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.38 (1970年)には掲載されているが，vol.41 (1971年)には掲載されていない。この巻では，Konica New FTAとともにHEXANON AR 135mm F3.2が掲載されており，Konica New FTAの発売にあわせてモデルチェンジされたことがうかがえる。
Konica Acom-1, HEXANON 135mm F3.5, Konica 100
最短撮影距離は，1.5mである。硬調でもなく軟調でもなく，無難な写りである。明るさを欲ばっていないこのクラスのレンズに，「はずれ」はないのである。
Konica Acom-1, HEXANON 135mm F3.5, Konica 100
遠景の描写もしっかりしている。安心して使える一方で個性が弱く，積極的にこのレンズで撮ってみようという気持ちには，なかなかなりにくい。