フジ

フジノンZ 43-75mm F3.5-4.5

FUJI / FUJINON Z 43-75mm F3.5-4.5

 発売当時,世界最小と謳われたズームレンズで,重量は300gと軽量になっている。当時の代表的な小型ズームレンズといえる,ニコンのZoom-NIKKOR 43-86 F3.5の重量は450gあり,フジノンの小型軽量がきわだっていることが理解できるであろう。ニッコールにくらべると,ズーム比は小さく開放F値も暗いわけであるが,そのあたりのスペックよりも,小型軽量なレンズに仕上げることを優先したのであろう。
 M42スクリューマウントであるが,開放測光連動爪があるためにフジ以外のM42マウントのカメラには,とりつけられないことがある。

FUJINON Z 43-75mm F3.5-4.5, No.486695
焦点距離43-75mm 口径比3.5-4.5
レンズ構成7群7枚
マウントM42 定位置ロック,開放測光連動爪あり
発売1977年

Yashica J-7, FUJINON Z 43-75mm F3.5-4.5, GOLD100
FUJICA AZ-1, FUJINON Z 43-75mm F3.5-4.5, GOLD200

無理のないスペックのせいか,当時の代表的な小型ズームレンズZoom-NIKKO 43-86mm F3.5に見られるような,激しい歪曲は見られない。