マミヤ

セコール 500TL

Mamiya / sekor 500TL

 中判カメラのメーカーとして有名なマミヤだが,1961年から1984年にかけては35mm判一眼レフカメラも発売していた。この間に多くの機種が発売されたが,数年ごとにレンズマウントが変更されている。それでも,1964年に発売されたMamiya PRISMAT CPから採用されたM42マウントのカメラは,1972年にMamiya/sekor auto XTLが発売されるまで,比較的長期間にわたって発売されていた。このMamiya/sekor 500TLは,そういう時代のM42マウントを採用した一眼レフカメラである。レンズのピンを押すタイプの自動絞りとTTL絞りこみ測光が採用された,M42マウントのカメラとしては標準的な内容のカメラであるといえる。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」には,このMamiya/sekor 500TLの掲載はなく,シャッター速度が1/1000秒まで設定できる上位モデルのMamiya/sekor 1000TLのみが掲載されている。朝日ソノラマ「カメラレビュー クラシックカメラ専科No.36 マミヤのすべて」では,Mamiya/sekor 500TLは「輸出市場向けに発売された機種」であると説明されている。

 マミヤから発売された35mm判一眼レフカメラのラインアップについては,「撮影日記」2010年9月2日を参照。

Mamiya/sekor 500TL, No.337030
シャッター機械制御横走り布幕
シャッター速度B, 1〜1/500フラッシュ同調FP,X
露出計TTL絞りこみ部分測光
マウントM42マウント
発売1966年10月