マミヤに対して,「中判カメラのメーカー」というイメージを強くもっている人は少なくないだろう。たしかに,マミヤのカメラといえば,レボルビングバックを装備した6×7判一眼レフカメラMamiya RB67やMamiya RZ67,類例の少ないレンズ交換式二眼レフカメラMamiyaflex Cシリーズ,レンズではなくフィルム面を動かすことでピントあわせをおこなうバックフォーカス機構を取り入れた6×6判スプリングカメラMamiya-sixなどの「独創的な機構をもった中判カメラ」がとくに有名である。そのほか,国産大型システムカメラの先駆ともいえるMamiya Pressも忘れてはならないし,中判ディジタルカメラというジャンルの先駆となったMamiya ZDも長く語り継がれていくカメラであろう。 カメラの主流ともいえる35mm判カメラの分野でも,マミヤはさまざまな機種を供給してきた。 マミヤからはじめて発売された35mm判(ライカ判)一眼レフカメラが,このマミヤプリズマットNPである。 Mamiya Prismat NPは,東ドイツのExaktaと互換性のあるマウントを採用している。レンズにあるレバーを動かして絞りを開放にしておくと,シャッターレリーズの動作にともなって設定したところまで絞り込まれる,半自動絞りを実現している。ただし,Exaktaの半自動絞りとは,しくみが異なる。Exaktaではレンズに設けられたボタンを押すと,絞り込まれると同時にボディのシャッターレリーズボタンを押し込んで露光ができるようになっていr。それに対してMamiya Prismat NPでは,ボディのシャッターレリーズボタンを押すと,ボディ前面にピンが飛び出し,それがレンズを絞り込ませるようになっている。 なお,マミヤから発売された一眼レフカメラにExaktaと互換性のあるマウントが採用されたのは,この1機種のみであった。
マミヤに対して,「中判カメラのメーカー」というイメージを強くもっている人は少なくないだろう。たしかに,マミヤのカメラといえば,レボルビングバックを装備した6×7判一眼レフカメラMamiya RB67やMamiya RZ67,類例の少ないレンズ交換式二眼レフカメラMamiyaflex Cシリーズ,レンズではなくフィルム面を動かすことでピントあわせをおこなうバックフォーカス機構を取り入れた6×6判スプリングカメラMamiya-sixなどの「独創的な機構をもった中判カメラ」がとくに有名である。そのほか,国産大型システムカメラの先駆ともいえるMamiya Pressも忘れてはならないし,中判ディジタルカメラというジャンルの先駆となったMamiya ZDも長く語り継がれていくカメラであろう。
Mamiya Prismat NPは,東ドイツのExaktaと互換性のあるマウントを採用している。レンズにあるレバーを動かして絞りを開放にしておくと,シャッターレリーズの動作にともなって設定したところまで絞り込まれる,半自動絞りを実現している。ただし,Exaktaの半自動絞りとは,しくみが異なる。Exaktaではレンズに設けられたボタンを押すと,絞り込まれると同時にボディのシャッターレリーズボタンを押し込んで露光ができるようになっていr。それに対してMamiya Prismat NPでは,ボディのシャッターレリーズボタンを押すと,ボディ前面にピンが飛び出し,それがレンズを絞り込ませるようになっている。
カメラの主流ともいえる35mm判カメラの分野でも,マミヤはさまざまな機種を供給してきた。
マミヤからはじめて発売された35mm判(ライカ判)一眼レフカメラが,このマミヤプリズマットNPである。
なお,マミヤから発売された一眼レフカメラにExaktaと互換性のあるマウントが採用されたのは,この1機種のみであった。