フジ

クリップ・イット DS-8

FUJI / CLIP-IT DS-8

 1996年7月に発売された「クリップ・イット DS-7」を改良したモデルとして,1996年11月に発売された。おもな変更箇所としては,撮像素子や画像処理ソフトウェアを改良し,さらに高画質モード(JPEG低圧縮)を用意したことで,記録する画質が向上したことがあげられる。また,光学ファインダーが搭載されたことでバッテリーの消耗を抑えることができる点や,大容量の充電式電池を同梱販売するようになった点も,特筆できる。記録メディアとしてスマートメディアを使用するが,2MBあるいは4MBの5Vタイプに限定される。のちに広まった3.3Vタイプのスマートメディアには,対応していない。

FUJI CLIP-IT DS-8, No.6401347
撮像素子タイプ正方画素原色フィルタCCD 撮像素子画素数35万画素
記録画素数最大 640ピクセル×480ピクセル
撮影レンズTV-FUJINON LENS 5.7mm F2.2 (ライカ判で38mm相当)
ピント調節固定焦点 0.45m〜∞,マクロモードは0.09m〜0.13mまで
露出調整TTL測光,絞り優先AE(開放F2.2とF8の2段階)
記録メディアスマートメディア 5V
入出力端子RS-232C,NTSC
電源単3型乾電池 2本
発売1996年11月