第6展示室(4)

おもちゃカメラ(トイカメラ)

toy cameras

カメラは子どものあこがれ

 カメラは精密機械である。すなわち,きわめて高価なものであった。大人たちが大切そうに使うカメラに,子どもたちが憧れを感じるのは,当然のことである。そんな子どもたちのために,「おもちゃカメラ」は存在した。「おもちゃカメラ」は,安価であり,そのしくみは簡便なものである。しかし,写真を撮ることができる。そこに大きな意味がある。

トイカメラは,きれいに写らないから楽しい?

 「おもちゃカメラ」は,安くなければならない。だから,品質や性能にかなりの妥協が見られる。ところが,実際に「おもちゃカメラ」で写真を撮ると,その低品質・低性能がかえって「味のある表現」になると注目する人もある。

 

バラエティ豊かな「おもカメ」たち

 ここでは,そういう「おもちゃカメラ」(あるいは「おもカメ」「トイカメラ」ともよばれる)を紹介する。ただし,「単なる安物のカメラ」との間に明確な線を引くことは難しい。したがって,私の主観で「おもちゃカメラ」として紹介したいものをとりあげた。

135フィルム用トイカメラ

ライカ判「トイカメラ」

 「おもちゃ」であっても,これは「カメラ」である。現在,「ふつうのカメラ」といえば,「135フィルム(パトローネ入り35mmフィルム)」にライカ判(36mm×24mm)の画像を記録するタイプのカメラだ。だからトイカメラも,ライカ判のものが主流となるべきなのである。実際,このタイプのカメラを見かけることは,少なくないだろう。

おもちゃのカメラくん

Daiso / Camera-kun


学研「大人の科学マガジン」付録二眼レフカメラ

Gakken / GakkenFlex


フォーカス35 SC911

(maker unknown) / FOCUS35 SC911


MF-7000DV

(maker unknown) / MF-7000DV


ぷよぷよカメラ

BANPRESTO / PUYOPUYO Camera


イワトビペンギン キャラクタプリントカメラ

BANPRESTO / IWATOBI PENGUIN Character Print Camera


「君しかいらない」カメラ

SHUEISHA / KIMISHIKA IRANAI Camera


メイカイST

TOGODO / MEIKAI ST


多レンズカメラ/連写カメラ

 「トイカメラはふつうのカメラじゃない」と主張したいなら,「ふつうのカメラ」があまりやらないことをやっているカメラが楽しい。多数のレンズをもち,1コマに小さな多くの画像を記録するタイプのカメラは,遊び心に富んでいる。この種のカメラには,分割された多数の画像を記録するものと,動きを分割して記録するもの(「サンプラー系」とよばれることもあるようだ)とがある。なお,ステレオカメラは別項にて扱う

ロモグラフィ ポップ9

Lomography / POP9


フジ 連写カルディアByu〜n

FUJI / RENSHA CARDIA Byu-n


グラフィック35

(maker unknown) / Graphic35


135フィルム以外用のトイカメラ

 現在,一般的によく見かける,135フィルム(パトローネ入り35mmフィルム)以外にも,さまざまな規格のフィルムが使われているし,また,かつてそれ以上の種類の規格のフィルムが使われてきた。「おもちゃカメラ」の世界でも,さまざまなフィルムにあったカメラが存在している。また,子どもたちが「写真の実験」をすることを名目にしたような「おもちゃ」も存在したようだ。

ダイアナ+(プラス)

Lomography / Diana+


ハリネズミカメラ

Harinezumi Camera


ドナルドダックカメラ

Herbert George / Donald Duck Camera


ホビージュニアカメラ

Daishin Seiki / HOBBY JUNIOR camera


学研「6年の科学」1977年9月号付録 教材カメラ

Gakken / education-kit camera