第5展示室

ハーフサイズカメラ

Single Flame Format Cameras

コンパクト&エコノミー

 現在,よく使われている35mmフィルムは,本来,映画用のフィルムであった。映画用フィルムの2コマ分の大きさに1コマを写しこんで使うようにしたものが,35mmフルサイズ(36mm×24mm,ライカ判)というものである。一方,本来の1コマの大きさで使うようにしたカメラは古くから存在したが,ポピュラーな存在になったのは昭和30年代に登場した「オリンパスペン」以来のことだろう。それはライカ判の半分の画面サイズであることから「ハーフサイズカメラ」「ハーフ判」「ハーフカメラ」などとよばれた。多くのハーフサイズカメラは,コンパクトであること,価格が安いこと,だれにでも簡単に使えることなどを追求していた。また,同じフィルムでライカ判の2倍の枚数が撮影できるという点も,人気となった。当時,まだまだフィルム,とくにカラーフィルムは高価なものだったのである。

(1) オリンパスペンとリコーオートハーフ

OLYMPUS PEN series and RICOH AUTOHALF series


(2) その他のハーフサイズカメラ

other Single Flame Format Cameras