オリンパス

ピカソ・テレ

OLYMPUS / AFL-T

電源にリチウム電池を採用し,当時としてはチャージの速いフラッシュを内蔵した全自動コンパクトカメラ「ピカソ」シリーズの1つで,望遠撮影の可能なコンバージョンレンズを内蔵したカメラである。シリーズとしては,「ピカソ」(AFL)「ぬれてもピカソ」(AF-1)に次ぐ3機種目となる。
 「ピカソ・テレ」の望遠時のレンズは60mm F4.5となり,望遠でないときのレンズは36mm F2.8なので,実際に切り替えて使うと大きく変わった印象を受ける。しかし実際には,その差は1.67倍ほどにすぎない。オリンパス「ピカソ」(AFL)に別売のテレコンバージョンレンズを使う場合(この場合は,49mm相当にすぎない)よりはマシというレベルだろうか。このタイプの「コンバージョンレンズ内蔵2焦点レンズカメラ」は各社から発売されたが,まもなくズームレンズ内蔵カメラの登場とともに消えていった。


OLYMPUS AFL-T, Body No.2171466
撮影レンズOLYMPUS LENS 36mm F2.8/60mm F4.5
シャッター速度
絞り
露出調節プログラムAE
ピント調節アクティブAF 〜∞
内蔵フラッシュGN?電源
発売1986年