1967年から1970年にかけて発売されたシリーズの1つである。それまでのEEカメラより,大幅にコンパクトになった。露出計の連動範囲は狭いが,プログラムAEシャッターが搭載され,日中の撮影は容易になっている。ただし,フィルム感度の設定できる範囲がISO25〜200までであり,最近主流であるISO400のフィルムには対応していないことに,気をつけなければならない。 ボディのスタイルは,シンプルで美しい。貼り革の色のバリエーションには,ここに取り上げたアイボリーのほかに,ブラック(これがもっとも一般的),ブルーがあったようだ。 コンパクト化の流れは,この後の「G」シリーズでさらに追究される。
細長い印象を受けるシルエットの,おしゃれな外見のカメラである。ブラック,アイボリー,ブルーというカラーバリエーションが用意されていた点も,外見のおしゃれさをねらったものであろう。 機能面は,プログラムAEシャッターに目測式ピントあわせで,特筆すべきものはない。いま,ピントをどの位置に設定しているか,ファインダー内のマークで確認できる点は,おもしろい。また,絞り(およびシャッター速度)の情報は,ファインダー内の指針で確認できる。 描写は,無理なく,クリアなものである。
1967年から1970年にかけて発売されたシリーズの1つである。それまでのEEカメラより,大幅にコンパクトになった。露出計の連動範囲は狭いが,プログラムAEシャッターが搭載され,日中の撮影は容易になっている。ただし,フィルム感度の設定できる範囲がISO25〜200までであり,最近主流であるISO400のフィルムには対応していないことに,気をつけなければならない。
ボディのスタイルは,シンプルで美しい。貼り革の色のバリエーションには,ここに取り上げたアイボリーのほかに,ブラック(これがもっとも一般的),ブルーがあったようだ。
コンパクト化の流れは,この後の「G」シリーズでさらに追究される。
New FUJICA COMPACT 35 (FUJINON 38mm F2.8), GOLD200
細長い印象を受けるシルエットの,おしゃれな外見のカメラである。ブラック,アイボリー,ブルーというカラーバリエーションが用意されていた点も,外見のおしゃれさをねらったものであろう。
機能面は,プログラムAEシャッターに目測式ピントあわせで,特筆すべきものはない。いま,ピントをどの位置に設定しているか,ファインダー内のマークで確認できる点は,おもしろい。また,絞り(およびシャッター速度)の情報は,ファインダー内の指針で確認できる。
描写は,無理なく,クリアなものである。