リコーのKマウント一眼レフカメラ「XR」シリーズ用に発売された標準レンズのうち,もっとも安価なものである。とくに,「リコーのサンキュッパ」でよく知られるRICOH XR-500とセットで売られたことで,よく知られる存在のレンズである。RICOH XR-1とXR-2しか掲載されていない,日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.62 (1978年)にはこのレンズの記載がなく,vol.64 (1979年)では,RICOH XR-500とともに掲載されている。 XR RIKENON 50mm F2には,いくつかのバリエーションがある。 日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.64 (1979年)に掲載されているものは,5群6枚構成,最短撮影距離0.45m,重さ190g,大きさ39.5mm×63mmのものであるが,vol.67 (1980年)に掲載されているものは,5群6枚構成,最短撮影距離0.6m,重さ175g,大きさ39.5mm×63mmで最短撮影距離が長くなり少し軽量化されている。さらに,vol.70 (1981年)に掲載されているものは,5群6枚構成,最短撮影距離0.6m,140g,大きさ36mm×63mmとさらに軽量化され,コンパクトになった。また,レンズの銘板に,「L」という記号が付加されている。それぞれ,「前期」「後期」「L」とよびわけることにする。 ここで紹介するXR RIKENON 50mm F2は,最短撮影距離が0.45mなので,「前期」モデルに該当する。
明るさを欲張らない50oレンズに,「はずれ」なし。近景,中景,遠景とも,無難にこなす。全体に硬調に感じるのは,期限切れフィルムを使ったことおよびスキャンのせいかもしれない。
リコーのKマウント一眼レフカメラ「XR」シリーズ用に発売された標準レンズのうち,もっとも安価なものである。とくに,「リコーのサンキュッパ」でよく知られるRICOH XR-500とセットで売られたことで,よく知られる存在のレンズである。RICOH XR-1とXR-2しか掲載されていない,日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.62 (1978年)にはこのレンズの記載がなく,vol.64 (1979年)では,RICOH XR-500とともに掲載されている。
XR RIKENON 50mm F2には,いくつかのバリエーションがある。
日本カメラショー「カメラ総合カタログ」vol.64 (1979年)に掲載されているものは,5群6枚構成,最短撮影距離0.45m,重さ190g,大きさ39.5mm×63mmのものであるが,vol.67 (1980年)に掲載されているものは,5群6枚構成,最短撮影距離0.6m,重さ175g,大きさ39.5mm×63mmで最短撮影距離が長くなり少し軽量化されている。さらに,vol.70 (1981年)に掲載されているものは,5群6枚構成,最短撮影距離0.6m,140g,大きさ36mm×63mmとさらに軽量化され,コンパクトになった。また,レンズの銘板に,「L」という記号が付加されている。それぞれ,「前期」「後期」「L」とよびわけることにする。
ここで紹介するXR RIKENON 50mm F2は,最短撮影距離が0.45mなので,「前期」モデルに該当する。
RICOH XR500, XR RIKENON 50mm F2, Konica 100
RICOH XR500, XR RIKENON 50mm F2, Konica 100
RICOH XR500, XR RIKENON 50mm F2, Konica 100
明るさを欲張らない50oレンズに,「はずれ」なし。近景,中景,遠景とも,無難にこなす。全体に硬調に感じるのは,期限切れフィルムを使ったことおよびスキャンのせいかもしれない。