開放測光に対応した,MCシリーズの広角レンズである。F3.5という暗さと,被写界深度の深さから,ピントあわせはやや難しい。 さて,このレンズが発売されたのは,いつごろだろうか? 「日本カメラショー」の「カメラ総合カタログ」を参照しても,このころのミノルタの交換レンズは「28mm F3.5 (MC)」と表記されているだけで,このレンズとの同定が難しい。掲載された商品写真をよく見れば,1973年版(Vol.46)に掲載されたものからはこのような形状のピントリングになっているため,このレンズは1973年以降に発売されたモデルであると思われる。しかし,1973年以降に発売された28mm F3.5のMCレンズにも何種類かあるようで,1973年版(Vol.46)のものは6群7枚構成で260g,1974年版(Vol.50)および1975年版(Vol.54)のものは7群7枚構成で255g,1976年版(vol.57)のものは5群5枚構成で220gになっている。そこで,このレンズの重量を実際にはかってみたところ,250gないし260gとなった。そのため,7群7枚構成のものと思われる。
発色が派手に感じるのは,PLフィルタを濫用したせいか?それとも,イレギュラーな現像をした(カラーネガフィルム用の現像液ではなく,カラー印画紙用の現像液を使用)せいか?28mmという広角でF3.5という暗さのためにピントの山がつかみにくいが,繊細な写りには好印象がもてる。
開放測光に対応した,MCシリーズの広角レンズである。F3.5という暗さと,被写界深度の深さから,ピントあわせはやや難しい。
さて,このレンズが発売されたのは,いつごろだろうか?
「日本カメラショー」の「カメラ総合カタログ」を参照しても,このころのミノルタの交換レンズは「28mm F3.5 (MC)」と表記されているだけで,このレンズとの同定が難しい。掲載された商品写真をよく見れば,1973年版(Vol.46)に掲載されたものからはこのような形状のピントリングになっているため,このレンズは1973年以降に発売されたモデルであると思われる。しかし,1973年以降に発売された28mm F3.5のMCレンズにも何種類かあるようで,1973年版(Vol.46)のものは6群7枚構成で260g,1974年版(Vol.50)および1975年版(Vol.54)のものは7群7枚構成で255g,1976年版(vol.57)のものは5群5枚構成で220gになっている。そこで,このレンズの重量を実際にはかってみたところ,250gないし260gとなった。そのため,7群7枚構成のものと思われる。
Minolta SRT101, MC W.ROKKOR-SG 28mm F3.5, PL filter, FUJICOLOR 100
Minolta SRT101, MC W.ROKKOR-SG 28mm F3.5, PL filter, FUJICOLOR 100
Minolta SRT101, MC W.ROKKOR-SG 28mm F3.5, PL filter, FUJICOLOR 100
発色が派手に感じるのは,PLフィルタを濫用したせいか?それとも,イレギュラーな現像をした(カラーネガフィルム用の現像液ではなく,カラー印画紙用の現像液を使用)せいか?28mmという広角でF3.5という暗さのためにピントの山がつかみにくいが,繊細な写りには好印象がもてる。