このカメラは,ヤシカのM42マウント一眼レフカメラのうち,非TTLの連動露出計を内蔵したシリーズの最終モデルである。TTL露出計を内蔵した,「TLスーパー」の下位モデルであるということもできる。ヤシカの一眼レフカメラは,このあとすぐに,TTL露出計を内蔵しAEにも対応した「エレクトロAX」シリーズに移行したため,このカメラの発売期間はごく短いものだったようだ。ヤシカの一眼レフカメラとしては,そのあと,MLマウントに移行し,CONTAX銘のカメラを発売するに至ったことは,よく知られているであろう。 横走り布幕シャッターをもち,シャッター速度は1秒〜1/1000秒が使える。露出計は,シャッター速度とフィルム感度に連動し,TTL開放測光ではないことを除けば,当時の平均的な水準のカメラだったといえるだろう。ただし,TTL開放測光ではないことは,実際に撮影の道具として考えると,使いにくい場面もあるだろう。非TTLの露出計は,測光範囲がわかりにくい。また,ヤシカ「ペンタJ-7」の露出計の指針はカメラ上面のみにあり,露出計の指針をファインダー内で確認することができず,なおさらどのあたりを測光しているのかがわかりにくい。 なお,カメラは大柄だが,あまり重さを感じないことには,好感をもてる。
このカメラは,ヤシカのM42マウント一眼レフカメラのうち,非TTLの連動露出計を内蔵したシリーズの最終モデルである。TTL露出計を内蔵した,「TLスーパー」の下位モデルであるということもできる。ヤシカの一眼レフカメラは,このあとすぐに,TTL露出計を内蔵しAEにも対応した「エレクトロAX」シリーズに移行したため,このカメラの発売期間はごく短いものだったようだ。ヤシカの一眼レフカメラとしては,そのあと,MLマウントに移行し,CONTAX銘のカメラを発売するに至ったことは,よく知られているであろう。
横走り布幕シャッターをもち,シャッター速度は1秒〜1/1000秒が使える。露出計は,シャッター速度とフィルム感度に連動し,TTL開放測光ではないことを除けば,当時の平均的な水準のカメラだったといえるだろう。ただし,TTL開放測光ではないことは,実際に撮影の道具として考えると,使いにくい場面もあるだろう。非TTLの露出計は,測光範囲がわかりにくい。また,ヤシカ「ペンタJ-7」の露出計の指針はカメラ上面のみにあり,露出計の指針をファインダー内で確認することができず,なおさらどのあたりを測光しているのかがわかりにくい。
なお,カメラは大柄だが,あまり重さを感じないことには,好感をもてる。