1960年前後には廉価版一眼レフカメラとして,いくつかのメーカーからレンズシャッター式の一眼レフカメラが発売された。このカメラは,その時期のレンズシャッター式一眼レフカメラの1つである。 トプコンのレンズシャッター式一眼レフカメラは,1959年の「TOPCON PR」からはじまる。はじめてTTL開放測光露出計を内蔵して発売されたトプコン「RE Super」と同じ1963年には,外光式露出計だが自動露出機構をもち,さらにレンズ交換が可能なトプコン「Wink Mirror S (ウィンクミラー エス)」が発売された。 トプコン「uni」はその翌年,1964年に発売された。「Wink Mirros S」と同じマウントによるレンズ交換機能を継承し,さらに露出計がTTL開放測光式にあらためられた。すなわち,これがはじめての「TTL-AE一眼レフカメラ」となったのである。
交換レンズは「UVトプコール」。レンズマウントは,エキザクタマウントと互換性のあるREマウントではなく,このシリーズ専用のマウントとなる。標準レンズは,UV TOPCOR 53mm F2。 カメラをもつと,やや背が高く感じられる。しかし,シャッターレリーズボタンがカメラ前面に位置しているため,シャッターレリーズ操作がおこないにくいと感じることはない。 明るさの違うレンズ(UV TOPCOR 135mm F4など)や感度の違うフィルムに交換したときは,レンズマウント部側面のつまみを操作して,レンズの開放F値とフィルム感度をあわせる必要がある。
レンズマウント部側面下部には,シンクロ接点の切りかえレバーがある(XまたはM)。このレバーをVにするとセルフタイマー動作になるのだが,カバンに入れて持ち歩いているうちに,不用意にこのレバーがVに切りかわってしまうケースが何度かあった。そのつど,シャッターが動作しない!?と慌てることになるのだが,このカメラの操作性における欠点の1つとして指摘しておきたい。
1960年前後には廉価版一眼レフカメラとして,いくつかのメーカーからレンズシャッター式の一眼レフカメラが発売された。このカメラは,その時期のレンズシャッター式一眼レフカメラの1つである。
トプコンのレンズシャッター式一眼レフカメラは,1959年の「TOPCON PR」からはじまる。はじめてTTL開放測光露出計を内蔵して発売されたトプコン「RE Super」と同じ1963年には,外光式露出計だが自動露出機構をもち,さらにレンズ交換が可能なトプコン「Wink Mirror S (ウィンクミラー エス)」が発売された。
トプコン「uni」はその翌年,1964年に発売された。「Wink Mirros S」と同じマウントによるレンズ交換機能を継承し,さらに露出計がTTL開放測光式にあらためられた。すなわち,これがはじめての「TTL-AE一眼レフカメラ」となったのである。
交換レンズは「UVトプコール」。レンズマウントは,エキザクタマウントと互換性のあるREマウントではなく,このシリーズ専用のマウントとなる。標準レンズは,UV TOPCOR 53mm F2。
カメラをもつと,やや背が高く感じられる。しかし,シャッターレリーズボタンがカメラ前面に位置しているため,シャッターレリーズ操作がおこないにくいと感じることはない。
明るさの違うレンズ(UV TOPCOR 135mm F4など)や感度の違うフィルムに交換したときは,レンズマウント部側面のつまみを操作して,レンズの開放F値とフィルム感度をあわせる必要がある。
レンズマウント部側面下部には,シンクロ接点の切りかえレバーがある(XまたはM)。このレバーをVにするとセルフタイマー動作になるのだが,カバンに入れて持ち歩いているうちに,不用意にこのレバーがVに切りかわってしまうケースが何度かあった。そのつど,シャッターが動作しない!?と慌てることになるのだが,このカメラの操作性における欠点の1つとして指摘しておきたい。