東ドイツのペンタコンによって発売された,一眼レフカメラである。 「プラクチカ」という名称の一眼レフカメラは,ペンタコンとして合併する前のKW社によって,1948年以降に製造,発売されてきた。1950年代はウエストレベルファインダー式だったプラクチカ(FXシリーズ)は,1959年に発売されたプラクチカIV以降,ペンタプリズム付きに進化した。そして,1960年代後半からはデザインなどが大きく変更されたプラクチカNovaシリーズが発売された。 1969年からは,それまでの横走り布幕シャッターにかわる,縦走り金属幕シャッターのプラクチカLシリーズが発売されるようになった。PRAKTICA LTLは,TTL絞り込み測光ができるモデルで,1970年に発売されている。また,セルフタイマーも内蔵されている。 シャッターの動作になめらかさは感じられないが,カメラ前面に斜めに取りつけられたシャッターレリーズボタンが押し込みやすい位置にある分,すくわれていると感じる。シャッターレリーズボタンのすぐ横上にある大きなレバーは,絞り込み測光をするためのものである。全体に武骨な印象を受けるカメラであるが,実用性としてはじゅうぶんなものである。
あくまでも個人的な印象であるが,このシャッターは壊れやすいのではないか,と疑っている。 かつてこれと同様のシャッターを搭載したプラクチカを,何台か購入したことがあった。どれも,きちんと整備されていたものではないとはいえ,しばらく使っているうちに例外なく,シャッターが故障した。 さて,このカメラはどうだろうか。
東ドイツのペンタコンによって発売された,一眼レフカメラである。
「プラクチカ」という名称の一眼レフカメラは,ペンタコンとして合併する前のKW社によって,1948年以降に製造,発売されてきた。1950年代はウエストレベルファインダー式だったプラクチカ(FXシリーズ)は,1959年に発売されたプラクチカIV以降,ペンタプリズム付きに進化した。そして,1960年代後半からはデザインなどが大きく変更されたプラクチカNovaシリーズが発売された。
1969年からは,それまでの横走り布幕シャッターにかわる,縦走り金属幕シャッターのプラクチカLシリーズが発売されるようになった。PRAKTICA LTLは,TTL絞り込み測光ができるモデルで,1970年に発売されている。また,セルフタイマーも内蔵されている。
シャッターの動作になめらかさは感じられないが,カメラ前面に斜めに取りつけられたシャッターレリーズボタンが押し込みやすい位置にある分,すくわれていると感じる。シャッターレリーズボタンのすぐ横上にある大きなレバーは,絞り込み測光をするためのものである。全体に武骨な印象を受けるカメラであるが,実用性としてはじゅうぶんなものである。
あくまでも個人的な印象であるが,このシャッターは壊れやすいのではないか,と疑っている。
かつてこれと同様のシャッターを搭載したプラクチカを,何台か購入したことがあった。どれも,きちんと整備されていたものではないとはいえ,しばらく使っているうちに例外なく,シャッターが故障した。
さて,このカメラはどうだろうか。