ミノルタ

SR-1

MINOLTA / SR-1

 1959年に発売された「ミノルタSR-1」は,長期にわたって製造・販売が続けられ,その間にマイナーチェンジが繰り返されている。機構や外観で大きな変更が加えられて「まったく別のカメラ」に見えるケースもあるが,カメラの名称は頑なに「SR-1」であった。
 前期型と後期型の機構上の大きな違いとしては,後期型で「完全自動絞り」が実現されたことがあげられる(「ミノルタSR-1前期型」を参照)。
 外観上の大きな違いとしては,カメラ前面のアクセサリシューの有無,フィルムカウンタおよび「SR-1」のロゴの位置を指摘できる。後期型には,シャッタースピードダイアルとの連動ができる専用露出計を取りつけるためのアクセサリシューが,カメラに向かって左側の前面に設けられた。前期型ではそこに「SR-1」のロゴがあったのだが,このシューをさけるために後期型ではロゴが向かって右側の前面に移動している。

MINOLTA SR-1 (later version), No.2202353
シャッター横走り布幕シャッター
シャッター速度B,1〜1/500
スピードライト同調1/60sec,X
露出計専用連動露出計取りつけ可能
マウントミノルタSRマウント,完全自動絞り
発売1963年ころ

「ミノルタSR-1」のバージョンとしては,「連動露出計取りつけ可能だが,完全自動絞りではない中期型」などもあるようだ。