マミヤ

マミヤセコール 127mm F3.8C

Mamiya / Mamiya-sekor 127mm F3.8C

 マミヤRB67用のレンズで,ライカ判の62mmレンズに相当する。やや長めの標準レンズといったところか。
 RB67用マミヤセコールは大きくわけて,初期のモノコートレンズ,プロSと同時期のマルチコート化された「セコールC」レンズ,マウント内径を拡大し光学系を見なおした「KLレンズ」の3種類にわけられる。このレンズは,マルチコート化されたレンズである。
 シャッターはTおよび1〜1/400秒で,T撮影の際にシャッターを閉じるには,ボディのチャージレバーを少し押せばよい。レンズの先端には距離目盛のあるリンクが設けられているが,これはピント合わせのためのヘリコイドなどではなく,ピント合わせ後にそこの目盛を合せることで,収差がさらに補正されるという機構である。

Mamiya-sekor 127mm F3.8C, No.84516
焦点距離127mm 最短撮影距離0.6m
口径比3.8 最小絞32
レンズ構成3群5枚 フィルタ径77mm
シャッターセイコー0 T,1〜1/400秒
発売1975年

Mamiya RB67 ProS, Mamiya-sekor 127mm F3.8C, PRO800
Mamiya RB67 ProS, Mamiya-sekor 127mm F3.8C, PRO800

かたすぎず,やわらかすぎず,中判ならでわの緻密な描写を楽しめるレンズという印象である。